BLOGブログ

ダメージ毛を効果的に治す方法とケアのポイント

ダメージを受けた髪は、パサつきや切れ毛などの問題を引き起こしますが、正しいケア方法で効果的に修復することができます。本ブログでは、ダメージ毛を治すための実践的な方法とケアのポイントをご紹介します。髪の内部修復から外部保護まで、髪の病院認定者の美容師によるアドバイスや製品の選び方など、総合的なアプローチで健康な髪を取り戻しましょう。自宅で手軽にできるホームケアから、サロンでの専門的なトリートメントまで、ダメージ毛を改善するための方法を詳しく解説します。髪のダメージに悩んでいる方は必見です。

ダメージ毛の原因

カラーリングやパーマなど、オシャレを楽しむ楽しむために、皆様いろいろ経験されてると思います

化学薬品を使う施術はダメージは避けられません

カラーリング

特にカラーリングに関しては、白髪が気になったり、髪の色が抜けたりして、頻繁に行わないといけないこともあり、ダメージと常に隣り合わせだと思います。

カラーリングを行うと、髪から油分が抜けます
タンパク質も溶けます
髪を溶かすアルカリ剤と
染料でできております
2剤の過酸化水素は必ず残留します

パーマ、ストレートパーマ

パーマを行うと髪から水分が抜けます
タンパク質も抜けます
というよりも溶けます

ストレートパーマは水分も油分もタンパク質も流出しますし、高熱でタンパク質も変性します

髪に負担がかなりかかります

適切な処理をせずに施術を終わってしまうと、
御自宅でのホームケアの仕方によっては
更にダメージをすすめてしまいます


こういった施術を行う時は必ず、
事前処理
中間処理
後処理を
トリートメントとして行わないと、
ダメージに必ず繋がります

ダメージ毛を治す方法 

一般的なダメージを治す方法

一般的にサロントリートメントというものの多くは、髪の表面ををコーティングするだけものがほとんどです
時短でできるトリートメントなんかはすごく代表的ですね

髪の治療というのはそれだけでは難しいのです

当店のトリートメントの基本工程をご紹介します

どのような痛みかたかで変わりますが
まずは残留薬剤などを除去し、そこから修復がスタートします

過去に使用した化学薬品は必ず髪に残留しております
アルカリ剤や、過酸化水素、目に見えないダメージ進行の原因が潜んでおります。

まずはそれらを特殊な商材を使い、除去致します

次に、栄養を入れ込みます。

髪に入れ込みたい栄養は
髪を構成するタンパク質、
各、施術で失ったはずの油分、水分です。

ダメージ毛は基本的にこれらの栄養を入れ込んでも、吸収しずらい、蓄える力が無い状態です

これを髪内部を少しだけ収斂させます
わかりやすく説明すると、パンパンに栄養素を入れたあと髪の内部を引き締めてあげるのです

この時、健康な髪に必要と言われる11〜14%の水分だけ残し、不必要な水分は、吐き出します

このタイミングで1番髪の中に入れにくい脂分(切れ毛や枝毛は全てこの脂分が減少することで起きます)
を入れ込みます

何故脂分が1番入れにくいかというと、トリートメント行為は全て髪が濡れている時に行います

水と油は仲が悪いですよね?
トリートメント=脂なのですが、なので髪にトリートメントは成功しづらいのです

ところが水が全く無くてもトリートメント(脂)は入らないのです

微量な11〜14%の水分が、不思議と髪内部に本当に入れ込みたい脂分とケラチンタンパク質を運んでくれるのです

その、入れ込んだ脂分や、アミノ酸などを
もともとの髪の内部のタンパク質と結合させます

ここだけでトリートメントの工程は5〜6工程に及びます

結合したら、今度は抜けにくいように、
天然の成分で皮膜を作ります

当店のトリートメントの基本工程はこのような感じで進んで行きます

ダメージしすぎたチリチリ毛を治すには?

過度な薬剤選定には注意

シンプルにカラーや薬剤の行為で傷んでは場合は前述の通り、治していくわけですが

中には過度な薬剤処理により、
髪内部が抜け出すぎて、支えるものがなくなり、
チリチリに縮んだりします

特に多いのはストレートパーマな薬剤選択がお客様の髪の状態に耐えきれないお薬施術をしてしまっている症例で出ます

豊富な知識により、ひとまずの修復は可能

このような髪は、栄養をとにかく入れ続け、薬剤に耐える状態、身体で言えば手術を受けるまでにリハビリをするようなことが大切です

特殊な技法により、このような状態を
ある程度形状を変えながら整えていくことは可能です

切ってしまうというのも一つの選択肢ですが

出来れば長さをキープしたい方は
たびたび施術を受けながら
ホームケアも頑張って欲しいです
サロンケア➕ホームケアの充実で
綺麗な髪を作っていきます

ダメージ毛のご自宅でのケア方法

シャンプーの仕方

要約しますと
ダメージ毛に足りないものは
概ねケラチンタンパク質と脂分というかたが多いです


ダメージ毛の方特有の、御自宅でのシャンプーの仕方
トリートメントの仕方
があります

ダメージが大きすぎる方は
場合によっては
お湯洗い後、シャンプーの前に毛先だけトリートメントでブロックしてからをオススメしています

ダメージが大きい方はシャンプーという行いだけでも髪は痛みます

あまりにもダメージが激しい方は、
水洗あと、アウトバストリートメントという、流さないトリートメントをあえてシャンプー前にダメージ部分だけに使用して、摩擦をブロックします

それからもう一度すすいでから、
シャンプーをしてください
まず、手の上でシャンプーを先に泡立ててから、
地肌を優しくマッサージして泡立てます
ダメージ毛は本当に水に濡れた状態での摩擦に非常に弱いため、毛先は泡を行き渡らせたら揉み込まずに撫でるように整えるように洗ってみてください

トリートメントの仕方

毛先からトリートメントをつけてください

普通は揉み込みを推奨しておりますが
痛みすぎている髪は
つけるだけでも浸透しますので
優しく優しくトリートメントを、ダメージ部分、おそらくは毛先になると思いますので
そちらに馴染ませるようにつけてください

そして、、出来れば、シャワーキャップをかぶって
5分以上蒸して下さると、
疎水結合を起こしますので
更に栄養は強く結合致します

その後、しっかりすすいで
アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)をつけて、乾かしてください

まとめ

綺麗な髪を作るには本当に
美容師の技術の仕方と、お客様のホームケアの努力の両立で成せるものです
どちらか欠けても綺麗な髪にはなりません

髪は痛めるのは一瞬で
綺麗になるのは自己治癒力が無いため時間も手間もかかります

更に付け加えますと
せっかく綺麗なコンディションを作っているのに
お客様が使用するホームケア商品のクオリティによっては、一瞬で台無しになるものもあります

ホームケア商品はそれだけ大切なのです
処方箋のような意味合いを持ちます

御自宅でお使いになられる商品は是非こだわりのものをお使いくださいね

一緒に綺麗な髪を目指しましょう

髪質改善の施術例はこちら

ひがし
ひがし
2023-10-30
オーナーのお二人には20年近くお世話になっていますが、ずっと変わらず信頼できる美容師さんです。 トリートメントもですがカットもとても上手でいつもお任せしています。 毎月の癒しです😊
おすず
おすず
2023-05-17
けや木が眺められる2階で、ガラス張りの素敵なお店です。毎回リラックスしながら施術していただいてます。 オーナーさんには何年もお世話になっていて、頭皮と髪に関して、高い技術、前回よりもっと良いものをと、常に研究しておられる気がします。 マネージャーさんもとてもお洒落な方で、お話するのもとても楽しみです♪ いつも安心してお任せ出来ています✨
さかな
さかな
2019-03-06

投稿者プロフィール

山森 洋佑
山森 洋佑「髪の病院」五つ星技術認定者 髪の病院認定講師
有名ハイブランドのファッションショーのバックステージにてヘアスタイリストを務める。「髪の病院」による技術認定五つ星の実績を誇り、Luglipでの施術の傍ら、美容師を対象としたセミナーを多数実施中。